CanonのMX920シリーズプリンタのB200エラーを自力で修復する方法

2017年6月20日

このエントリーをはてなブックマークに追加
はてなブックマーク - CanonのMX920シリーズプリンタのB200エラーを自力で修復する方法
Pocket

以前、OSをMavericksにアップグレードする際、
使用していたプリンタのドライバが古くて対応していなかったので、
新しく複合機であるCanonのMX923に買い換えました。

快適に2年ほど使用していたある日、
突然「B200エラー」が出て
プリントできなくなってしまいました。

canon_printer_mx920series_b200_error_01

サポート番号:B200
修理が必要なエラーが発生しました
以下の対処を行ってください
1.本製品の電源を切り、電源プラグをコンセントから抜く
2.取扱説明書を参照し、修理を依頼してください

と書いてありました。

電源を入れ直しても、
同じエラーが出てプリントが一切できません。

困ったなーと思いつつ、
検索したところMX920シリーズのB200エラーで
めぼしいものは見つからず。
他の機種でメンテナンスできる状態である
「サービスモード」にして、プリンタヘッドを取り外し
洗浄すると直るとありました。

しかし、検索してもMX923のサービスモードのやり方が
書いてありません。

仕方がないので、電源をオフにしてから
手動でインクタンクを引き出せる場所までずらして取り出しました。

手順は
(1)B200エラーが出たら電源を切る
(2)インクタンクカバーを持ち上げてインクタンクを右側の隙間が空いている場所まで手で押して移動させる
(3)インクタンクをすべて取り外す
(4)インクタンクがせっちされ下にあるプラスチックのレバーを引っぱる
(5)インクタンクの奥にあるプリントヘッドの中央にプラスチックのつまみがあるので、そこを持って斜め上に持ち上げて取り外す

こんな感じでプリントヘッドを取り出しました。
よく見てみるとかなり汚れています。

canon_printer_mx920series_b200_error_02

基板部分にかからないようにお湯を掛けてから
取り付け直してみましたが、変化なし。

印刷しなければいけないものもあるから、どうしようと思い
コンビニでPDFが印刷できる、というのを知ったのですが
データが印刷機に残るのも嫌だなぁと思い却下。
(後で調べたら電源を切ると消えるそうですが、
念のためやめておきました)

なら、新しいプリンタを買わねばならないのかと思い
iP2700という3000円でお釣りが来るプリンタがあると知り、
リサイクルショップでかなり安いのを発見しました。
でもこれ、インクタンクがかなり小さい上に、中古品だったので
かなり汚れていました。というわけで諦めました。

で、どうするか。結果的に私の場合は
「プリントヘッドを交換して復活」しました。

でも、MX923のプリントヘッドの新品は
QY6-0086という型番なのですが、流通してないんですよね。

以前使用していたiP4100は3000円くらいで売っていたんですが、
定期的に買い換えさせるためか新しい機種は
供給をストップしているようです。
iP4100は7年近く使用していたのですが、
修理に出すと1万円以上かかるそうなので、
MX923はこのままだとたった2年使っただけで
廃棄ということに。

何とかせねば、と思っていろいろ調べてみると
プリントヘッドを洗浄し、再生品として
販売しているところがあることを知りました。

通販サイトで見つけたものを購入。
結果的に、これだけで直ったのです。

参考までに、こんな感じの商品です。
新品とありますが、レビューを見ると再生品です。
私は海外から取り寄せましたが、国内だと
ここが扱っていますね。↓
Canon プリントヘッド QY6-0078
Canon プリントヘッド QY6-0078

購入したプリンとヘッドがこちら。
新品と同じようなパッケージでした。

canon_printer_mx920series_b200_error_03

袋も未開封です。
新品かと思ったのですが、開けてみると
プリントヘッドが少し水っぽい。
少し不安になりながらも
取り付けてからインクタンクを装着しただけで、
無事プリントできるようになりました。

canon_printer_mx920series_b200_error_04

試しにプリンターに登録されている、
大学ノートの雛形を印刷してみたところ。
罫線がきちんと印刷されました。

canon_printer_mx920series_b200_error_05

1万円出すと数千円お釣りは来る感じでした。
サービスセンターに電話して、引き取ってもらって……
という手間と労力、コストを考えると
これだけで直ったからよかったのかも。

まあ、レーザープリンタの場合だったら
トナーの他にドラムも交換しないといけないので、
ドラムを交換したと考えることで、よしとすることにしました。
あとは、どのくらい持ってくれるかですね。

メーカー的には早めに買い換えさせたいと考えているのでしょうが、
ユーザーからしたら最近はPCの進化が遅いので、
5年以上は使いたい。

こういったところをおろそかにしていると、
中国製の安いプリンタとかが出回り始めたら
浸食されてしまう可能性もでてきますね。
安かろう、悪かろうでも買ってもらえますから。

Follow me!

このエントリーをはてなブックマークに追加
はてなブックマーク - CanonのMX920シリーズプリンタのB200エラーを自力で修復する方法
Pocket