兼常清佐の名著『ショパン』を電子書籍でリリースしました(Kindle, Kobo)
音楽評論家として戦前、戦後をリードした
兼常清佐の名著『ショパン』(1940年)を
電子書籍でリリースしました。
KindleとKoboに対応しています。
どちらも文字の大きさや形(明朝、ゴシック)に
変更できる「リフロー」タイプを採用しています。
そのため、非常に読みやすくなっていますよ。
口語訳とリフロー型デザインで読みやすい!
兼常清佐の名著が電子書籍でよみがえる!
この書籍は、1940(昭和15)年に出版された
『ショパン』の復刻版です。
本書は教養文庫として出版されたこともあって、
比較的短めかつ読みやすいのが特徴です。
内容は(1)ショパンの伝記、(2)私(兼常清佐)とショパン、
(3)日本のピアニストについての三つに大別されます。
本書は「伝記」という体裁をとりながらも、
むしろ兼常清佐の独自の視点によって、
当時の日本の文化やピアニストなどを取り巻く現状を総括し、
論じた本となっています。
【著者:兼常清佐 Kanetsune Kiyosuke(1885-1957)】
音楽評論家、文学博士。京都帝国大学哲学科を卒業後、同大学大学院に進学の傍ら一時的に東京音楽学校ピアノ科に入学。1922(大正11)年にベルリン大学で音楽理論を学び、1924(大正13)年に帰国し日本音楽と日本語を音響学的方法で研究した。音楽評論やエッセイなども数多く残しており、それらは当時の人々だけでなく現代を生きる私たちにも様々な問いを投げかけている。
【目次】
Ⅰ. ショパンの一生
1. 伝記の書物
2. 学生ショパン
a ピアノ
b 作曲
c 学校
3. 楽人ショパン
A 故郷を去るまで
a ベルリンとウィーンへの旅
b 故郷での演奏会
c 初恋、コンスタンチア
B ドイツの旅
C 音楽の都パリ
a 最初の演奏会
b ドイツ、イギリスの旅
c 第二の恋、マリア・ヴォヅィンスカヤ
d 第三の恋、ジョルジュ・サンド
e 最後の演奏
f 最後の言葉
D ショパンの作品
Ⅱ. ショパンの音楽
1. ピアニスト。ピアノの教師
2. 芸術家ショパンの音楽
A 演奏機械。楽譜の本
B 国民性
C 発達の歴史──曲と技巧
D ショパンの音楽
a ショパンの曲趣
b いろいろの作品
エピローグ
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